PANORMO

デザイナーはヴァイオリニストの花井悠希。
 
ブランド名は自身の所有するヴァイオリンの製作者の名前から、PANORMO(パノルモ)と名付ける。
 
クラシックからビートルズまで演奏する自身の音楽活動と同様に、既成の概念にとらわれず自由な発想で、音楽のように身につける人たちの生活に彩りを与えるようなブランドを目指しスタート。
 

（画像1枚目）
□音の光の粒が折り重なったイメージで製作したオリジナルレースを使ったワンピースはジャケットとのレイヤードスタイルにも最適。
ジャケットはアシンメトリーのノーカラーデザインと、直線的なシルエットが凛とした佇まいを演出します。袖口やポケットにあしらわれたレースディテールが、控えめながらも華やかなアクセントに。
同オリジナルレースをバックにあしらったボックスシルエットの5分袖シャツは着丈を少し短めに設定し、ワイドシルエットのパンツやフレアスカートとも好相性。きちんと感とラフさを両立したデザインです。
 
 
（画像2枚目）
□ドライタッチでドレープ性の高いアセテートオーガンジー素材を使用したジャンプスーツ。ノーカラーの柔らかな曲線を描く襟元が、女性らしい優美な印象を与えます。
スクエアカットのマント風デザインが肩から背中にかかり、揺れる動きも印象的です。日常から特別なシーンまで幅広く活躍する１着で華のあるアイテムです。
 
 
（画像3枚目）
□モードな印象と大人の遊び心を兼ね備えたサマーワンピース。肩のタックデザインは内側から深く入れることで、肩を大きく見せず、エッジの効いたボリューム感を演出。深く開いたVネックが抜け感をプラスし、軽やかな印象に。
コットンとポリエステルの混紡生地を使用し、風合いの良さとシワになりにくい特性を実現。
3色展開で、夏の装いを華やかに彩るとっておきの１枚。
 

2026SSコレクションは、ヴァイオリニストとしても活動するデザイナーが、自身の音楽活動の中で触れたバロック時代の音楽の構築美と舞踏のリズムの美しさに感銘をうけ、ファッションという目に見えるかたちとして投影することに挑戦しました。
 
メインテーマとする一曲は、バッハが無伴奏ヴァイオリンのために書いた唯一の《Loure》。
この楽曲は、フランス起源のゆるやかな舞曲に、バッハならではの対位法的構造や形式美が織り重ねられたもの。
 
たゆたうようなリズムの揺れ、装飾音のみずみずしい輝きと対比するように、緻密な構成力が内に宿るその音楽の佇まいから、”静と動” “装飾と構築”の美しさにオマージュを捧げ、素材の軽やかさとデザインやシルエットに緩急をつけ、異なる要素が引き立て合う美しさを追求しました。
 
ONのシーンでもOFFのシーンでも、エフォートレスに纏うことのできるワンピースやセットアップは、着る人をクリーンに瑞々しく映します。
 
静かな高揚をまとい、舞曲のような軽やかさを楽しむことのできるコレクションです。